2009年Q1 世界の亜鉛需給

JOGMECによると、2009年Q1の世界の亜鉛需給は、以下のとおりです。

亜鉛消費量:11,483 (+1.8%)
亜鉛鉱石生産量:2,501 (-9.4%)
亜鉛地金生産量:2,605 (-8.6%)

需給バランスは、187千トンの供給過剰。
(前年同期比:+99.0%)

単位:千トン
括弧内は対前年同月合計比


【ILZSGによる2009年予想】
亜鉛消費量・・・10,923千トン(-4.9%)
亜鉛鉱石生産量・・・11,078千トン(-5.9%)
亜鉛地金生産量・・・11,179千トン(-4.2%)
需給バランス・・・256千トンの供給過剰(+39.9%)

2009年3月頃から主要国における自動車始め製造業の減産緩和も報じられており、生産の正常化の兆しも
見られそれらの本格化により亜鉛需要は回復すると見られる。
中国の57兆円相当のインフラ整備投資計画、中国SRB 及び地方政府による備蓄買付け、その他各国の景気
対策等は、亜鉛の需給バランス及び価格にとってプラス要因としてその効果が注目されます。(JOGMEC)

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アジアを初めとする自動車販売の増加によって、亜鉛の需要は、比較的に早い段階で回復する可能性があります。
また、中国におけるインフラ投資の活発化も支援材料です。