石炭をガス化するバクテリアの発見

Times誌のオンライン版が、石炭をガス化するバクテリアの発見について、伝えています。


・このバクテリアを発見した著名科学者のクレイグ・ヴェンターは、「このバクテリアによって、地球のエネルギー危機を解決する可能性がある。」と言っています。

バクテリアで炭田をガス田に変える事によって、掘削のコストを減らして、汚染物質の排出も劇的に減らせます。

・ヴェンターは、既にBPと共同研究を行っています。

バクテリアは、海底のさらに1マイル下の地中で発見されました。

バクテリアはメタンを生成する際に、CO2を消費するので、CO2を原料として使えます。

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このバクテリアは、メタン生成菌と呼ばれるもので、日本でも、老朽化した油田をガス田に変える実験が行われています。
石炭についても、例えば、品質が低くて、現在、利用されていない褐炭をガス化すれば、利用可能な石炭エネルギーの量が倍増します。

また、この発見を行ったクレイグ・ヴェンターは、企業「セレーラ」を率いて、世界中の科学者を敵にまわして、熾烈なヒトゲノム解読競争を繰り広げた人物で、強烈な個性の持ち主です。
WikiPedia

彼の評価は、人によって分かれるところですが、人類にとってエネルギー問題を解決する上で、最も重要なこの技術に目を付けた彼のセンスは、さすがだと思います。