米国の石油業界関係者の中で、米国の石油系輸送用燃料(ガソリン、軽油など)の需要が、2030年に向けて減少に向かうとの見方が一般的になってきました。
・EIAは、「2009年エネルギーアウトルック」の中で、今後米国のガソリン需要は2030年に向けて減少を辿ると予測。
・米国石油業界関係者の間では今後中長期的に米国ガソリン需要は減少に向かうという見方が有力になってきた。
・新燃費規制による燃費の改善と、エタノールなどの代替燃料の増加が、需要減の主な理由。
・米国の独立系精製専業会社は、生き残りを賭けて、非効率な製油所の閉鎖を続けると考えられる。
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世界的なレベルでは、米国のガソリン需要減は、中国など新興国の需要増で相殺されると思います。