ブラジル・コーザン社　砂糖生産比率を５５％に引き上げる可能性

ブラジルのコーザン社が砂糖の生産比率を５５％まで引き上げる可能性を示唆しました。

・通常の年は、サトウキビから砂糖を生産する比率は、４２％です。

・現在の砂糖の収益率は、エタノールを３０％から４０％上回っていることから、エタノール生産から砂糖生産へ大きくシフトする事になりました。

・しかし、コーザン社のルッツ氏は、｢最終的な割り当て量は、天候次第だ。｣と述べました。

・買収で巨大化したコーザン社の年間生産能力は、６０００万トンであり、世界第三位の砂糖輸出国のオーストラリア一国の生産能力を上回ります。

◆◆◆

現在、砂糖に比べて、出遅れていた原油価格も上昇スピードを速めており、これに連動してエタノール価格も上昇しています。

もし、エタノールの利益率が砂糖と同程度になれば、コーザン社は、再び、エタノールの生産比率を高めて来ると思います。