米国 社債市場 改善度合いは、1/2から1/3程度

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上の最初のグラフは、米国の社債米国債のスプレッドの推移を表したものです。(いずれも、償還までの期間が30年のものです。)

拡大図は、以下のリンクを開いて、三番目のグラフをクリックしてください。
Credit Crisis Indicators

赤い線が、ムーディーズのBaa格の社債米国債のスプレッドです。
青い線が、同じくAaa格の社債米国債のスプレッドです。

いずれのスプレッドも、昨年秋のピークから大幅に低下していますが、平常時と比較すると、まだ、半分程度の下落に留まっています。

上の二番目のグラフは、バフェットが観察していることで有名なメリルリンチの債券総合指数(Corporate Master Index OAS)です。

昨年末のピークからは、ある程度、低下しましたが、平常時と比べると1/3程度の改善に留まっています。

FRBの介入によって、期間の短いインターバンク市場とCP市場は、ほぼ、正常化しましたが、期間の長い社債市場の正常化スピードは遅く、平常時に戻るのは、2010年になる見込みです。