上のグラフは、米国の社債と国債のスプレッドの推移を表したものです。(いずれも30年債)
赤い線が、ムーディーズのBaa格の社債と国債のスプレッドで、青い線が、Aaa格の社債と国債のスプレッドです。
これらは、事業会社の長期資金調達におけるリスクプレミアムの推移を意味します。
赤い線が、ムーディーズのBaa格の社債と国債のスプレッドで、青い線が、Aaa格の社債と国債のスプレッドです。
これらは、事業会社の長期資金調達におけるリスクプレミアムの推移を意味します。
9/25時点での各スプレッドの値は、以下のとおりです。
Moody's seasoned Aaa: 5.05
Moody's seasoned Baa: 6.17
Treasury 30-year: 4.10
Spread Aaa: 0.95(-0.13)
Spread Baa: 2.07(-0.76)
Moody's seasoned Baa: 6.17
Treasury 30-year: 4.10
Spread Aaa: 0.95(-0.13)
Spread Baa: 2.07(-0.76)
括弧内は、前回観測時点(7/13)との比較です。
上のように、前回よりもスプレッドが縮小して、改善傾向にあります。
しかし、8月以降、改善傾向が停滞しています。
しかし、8月以降、改善傾向が停滞しています。
平常時(Aaa:0.8% Baa:1.5%)と比較すると、まだ、スプレッドは大きく、社債の発行環境は正常化の一歩手前にあると言えます。
これらの値が、平常値に戻るのは、今年の年末から、来年の初めになると予想され、低格付け企業の資金調達が厳しい状況は、もう少し、続くものと考えられます。