米国議会でFRBに対するストレステストの動き

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Market Place によると、米国の議会の中で、ストレステストを、FRBと12の地区連銀に対しても、行おうとする動きがあるということです。


中央銀行に対するストレステストを提唱しているのは、リバタリアンとして有名なロン・ポール議員です。

・特に、最近、FRBが購入した2兆ドルのTARF資産の内容に関心を持っています。

・この動きは、超党派のもので、社会主義者バーニー・サンダース議員も賛同しています。

・しかし、一部のエコノミストは、政治による金融政策への介入と、FRBの独立性を脅かすものとして、懸念を表明しています。

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米国の場合、中央銀行FRB)も民間銀行と変わらない位置付けなので、ロジック的には、ストレステストを行っても全く構わないと思います。

ただし、ウォールストリートの銀行は、議会や大統領に対するロビー活動を行って、この動きを潰してしまうでしょう。

バーナンキは、以前、日銀に対して、「トマトケチャップでも何でも買え。」と言った人物なので、FRBの資産を調べたらトマトケチャップが見つかったというのは、笑い話になりそうですが。