The Yield Curve as a Predictor of U.S. Recessions

ニューヨーク連銀のアナリストであるArturo EstrellaとFrederic S. Mishkinが、米国の景気後退を予測する指標として、イールドカーブの有用性を論文にまとめています。


1996年に書かれた古い論文ですが、今、読んでも参考になると思います。

この論文では、景気後退の先行指標として、イールドカーブ、NYSE(株価)とStock-Watson インデックス、商務省の経済先行指数の、四つの指標を、1971年以降のデータと比較して分析しています。

イールドカーブは、全般的に優れていますが、特に、景気後退を一年前に予測する場合は、他の指標に比べて、圧倒的に優れたパフォーマンスを示しています。

最終的に、イールドカーブと経済指標を組み合わせて予測することによって、より、精度が上がるだろうと、この論文では、結論付けています。