中国 上海などの5都市で、人民元による香港との貿易決済を解禁

中国が、上海などの5都市で、人民元による香港との貿易の決済を認めることを決定しました。


●引用開始
国務院(中央政府)は8日、香港との貿易で人民元建て決済ができる都市を上海、広州、深セン、東莞、珠海の5都市とすると正式に発表した。香港の曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は「人民元の決済センターとなり、国際金融ハブの地位を確固たるものにできる」と決定を歓迎。実施の詳細は未定だが、外資系企業にも同時に解禁されるとみる消息筋もある。(NNA.ASIA)
●引用終了

人民元の為替自由化に向けて、中国政府が一歩を、踏み出しました。
IMFのSDRの利用拡大を中国人民銀行総裁が提唱するなど、中国の通貨政策の変化が感じられます。
当然、その背景には、ドル不信が存在すると考えられます。

いずれ、香港ドルは廃止されて、香港でも大半の決済で人民元を利用することになるはずです。