試練の時を迎えているブラジルの砂糖産業

試練の時を迎えているブラジルの砂糖産業

http://www.planetark.org/dailynewsstory.cfm/newsid/50812/story.htm

世界的な信用収縮がブラジルの砂糖・エタノール産業に打撃を与えているという記事です。

ここ数年の好調な砂糖・エタノール産業の成長によって、多くの事業者が投資を拡大してきましたが、その資金は、ドル資金の借り入れで調達されました。

突然の大幅なドル高・レアル安によって、これらの事業者は、借り入れの返済が困難な状況に陥っています。

一方、Cosanのような大手の事業者は、身売りに出されている中小事業者の買収に興味を示しています。

大手から中小まで全ての事業者は、供給拡大に繋がる新規投資を控えています。

また、信用収縮は、投資資金だけではなく、非収穫期のエタノール在庫を確保するための資金や、世界の砂糖の需要を満たすための資金などの、運転資金の確保も難しくしています。

ISOトップのピーター・バロンは、「現在、起きていることは、パニック的な行動に過ぎず、実体経済には関係が無い。市場のファンダメンタルズは、極めてOKだ。」と述べています。