ブラジル 金融危機の影響で、砂糖生産を増やせない

砂糖の需給が逼迫し、価格が上昇している現在でも、金融危機の影響で、ブラジルは砂糖生産を増やせないというニュースです。


ブラジル政府食糧公社(Conab)の Angelo Bressen 氏へのインタビューです。

・2009年に、ブラジルの砂糖精製所は、15箇所が新設されて、合計で421箇所になりました。

・しかし、来年度は、資金調達が出来ないので、新設される見込みはありません。

・信用の欠如と三年間続いた生産拡大の為の借り入れを返済する必要があるため、生産拡大のペースは鈍り、買収の可能性が高いです。

・ブラジル政府は、現在、生産者向けの資金貸付プログラムを準備中だ。

・来年度のサトウキビの作付面積は、2008年度の同じ700万ヘクタールになるだろう。

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ブラジルが上のような状況で、インドが大幅な生産拡大が出来るとは思えない。
砂糖は予想よりもかなり強気で良さそうだ。

昨日のイヴァンカ・トランプがCNBCで発言していた不動産の状況とまったく同じだ。
ファイナンスが付かないので、新たな建設は出来ない。
キャッシュを持っている者は、既存の物件を安く買収できる大きなチャンスだ。