食糧不足が文明を破壊する危険性について レスター・ブラウン

Scientific American に、レスター・ブラウンが寄稿しています。


・食糧需給の逼迫によって、ソマリアアフガニスタンイラク、イエメン、コンゴなどの国家が破綻の瀬戸際にある。

・これらの国の破綻が、テロや疫病、麻薬などを通じて、先進国にも負担を与えている。

・現在の需給逼迫は、短期的なイベント駆動型では無く、中国やインドなどの成長による長期的なトレンド駆動型である。

バイオ燃料の需要が加わり、さらに、逼迫が深刻になっている。

・供給面では、水不足、表土流出、気温上昇の三つの要因による制約が極めて大きい。

・中国が大量の食糧輸入を始めても、米国債の大量購入先である中国に対して、米国は輸出を禁止できない。

・我々の社会をプランBに作り変える以外に選択肢は無い。

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レスター・ブラウンの相変わらずの主張だが、説得力も変わらない。
誰も、中国の灌漑用井戸が何時枯れるのか、知らないが、そう遠くではなさそうだ。
ちょうど、今年、中国の華北部の干ばつで、小麦の生産が減少している。