2007年8月 外国保有分米国債残高

日本 5,856
中国 4,002
英国 2,440
OPEC 1,233
ブラジル 1,067
その他 7,714
合計 22,312
M2 73,388
M2占有率 30.4%

単位:億ドル

--------------

日本の残高が約250億ドル(4%)の大幅減となっている。これは、郵政民営化に伴なって、郵貯保有分の外債を一括して売却したためだと考えられる。

中国も約90億ドルの減少で、保有残高は今年の最低水準となっている。中国は、拡大する外貨準備で、米国債を購入するという方針を転換したと言える。

イギリスは、日本と中国の減少分に匹敵する約340億ドルの増加で、残高が2440億ドルと一年前の5倍近くになっている。これは、オフショア金融センターとなっているイギリス領マン島保有分が加算されているためで、大半がオフショアファンドの購入分であると考えられる。

ブラジルが大幅に米国債保有を増やしている。中国とは逆に、拡大している外貨準備を米国債の購入に振り向けている。