2016年1月の米国の住宅販売レシオは、11.0となりました。
中古住宅販売(年率)A:547万戸
新築住宅販売(年率)B:49.4万戸
住宅販売レシオ(=A/B):11.0
中古住宅販売(年率)A:547万戸
新築住宅販売(年率)B:49.4万戸
住宅販売レシオ(=A/B):11.0
上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。
平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約1.8倍のギャップが存在していることになります。
これは、米国の住宅バブルの崩壊で、過剰な中古住宅在庫が発生し、その結果、割安となった中古住宅の販売が、新築住宅に対して、通常よりも優位となったためです。
今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、住宅投資の波及効果によって、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。