FRBが発表した米国の2012年4月の
鉱工業生産指数は、前月比1.1%の増加でした。
2010年12月以来の大幅な伸びです。
また、鉱工業設備
稼働率は、前月改定値から0.8%上昇して、79.2%となりました。
2008年4月以来の高水準です。
上の図は、1967年からの米国の設備
稼働率の推移です。
青線が全体の設備
稼働率で、赤線が製造業の設備
稼働率です。
設備
稼働率は、長期平均※を0.8%下回っており、インフレ圧力が高まっていないことを示しています。
※1972年から2010年の長期平均:80.0%
通常、
FRBは、設備
稼働率が長期平均に達すると、インフレ警戒を強めます。