米商務省が発表した２０１２年３月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比５．８％減の６５．４万戸となりました。
一方、今後の住宅建設動向の先行指標となる住宅着工許可件数は、前月比４．５％増の年率７４．７万戸となりました。
内訳では、１戸建て住宅の着工件数が０．２％の減少にとどまったのに対し、振れ幅の大きい集合住宅は１６．９％の減少となり、全体の数値を押し下げました。
１戸建て住宅の着工は、比較的に堅調と言えます。
１戸建て住宅の着工は、比較的に堅調と言えます。
上のグラフは、１９６８年からの住宅着工件数の推移で、青い線が一戸建ての件数、赤い線が全体の件数です。
グラフのように、住宅着工件数は、歴史的な低水準での、底這いの状態から、弱いながらも、上昇トレンドを形成しつつあります。
