上の最初のグラフは、1997年からの米国の10年国債利回り(赤)、10年物価連動債利回り(青)、さらに、両者の差であるブレーク・イーブン・インフレ率(緑)の推移です。
注)ブレイク・イーブン・インフレ率(BEI)は、物価連動債の実質価格に市場があらかじめ織り込んでいる期待インフレ率に相当します。
上の二番目のグラフは、1997年からの米国の季節調整済みCPIの前年同月比の推移です。
ブレイク・イーブン・インフレ率と比較すると、振れ幅が上下に2%ほど大きくなっていますが、ほぼ、形状は似ています。
直近では、ブレイク・イーブン・インフレ率がやや上向きになっていることから、今後のCPIの推移が注目されます。