2011/10 米・住宅建設業者指数 18 ↑

イメージ 1

全米住宅建設業者協会(NAHB)が10月の住宅建設業者指数を発表し、前月から4ポイント増の18ポイントとなりました。
良い悪いの分かれ目である50を、依然として下回っていますが、2010年5月以来の高水準となりました。


上のグラフは、1985年からのNAHB住宅建設業者指数(HMI:赤)、一戸建て住宅着工件数(青)の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。


グラフから分かるように、二つの指数は、同一方向に動く傾向にあることから、今後は、住宅着工件数が上昇に転じる可能性が出て来ました。

現在、米国の住宅市場では、過剰な中古住宅の在庫が急速に吸収されつつあり、一部の地域では、販売用の住宅在庫が不足に転じ、新規建設の動きが出てきています。

住宅投資は、経済成長への波及効果が大きいため、今後、これらの指数を注意深く見ていく必要があると思います。