米商務省が発表した2011年2QのGDP成長率(速報値)は、季節調整済みの年率換算で前期比プラス1.3%でした。
2011年1QのGDP成長率は、速報値の1.9%から0.4%に大きく下方修正されました。
2011年1QのGDP成長率は、速報値の1.9%から0.4%に大きく下方修正されました。
ガソリン高を背景に個人消費支出が伸び悩んだことが、低い成長率の原因でした。
上の最初のグラフは、最近10年間の米国のGDP(名目)の推移です。
【米国実質GDP】
2011/2Q 15003.8
2011/2Q 15003.8
単位:10億ドル
上の二番目のグラフは、今回の改定の前後で、実質GDPの推移を比較したものです。(2005年のドル換算)
青い点線が改定前、赤い実線が改定後です。
青い点線が改定前、赤い実線が改定後です。
このグラフを見ると、今回の景気後退による実質GDPの落ち込みは、これまで考えていたよりも、大きく、また、現在の実質GDPの水準は、未だに、景気後退前の水準に達していないことが分かります。