2011/6 米・設備稼働率 76.7% →

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FRBが発表した米国の2011年6月の鉱工業生産指数は、前月比で0.2%の増加でした。

鉱工業設備稼働率は、前月と変らず、76.7%となりました。過去20年間の平均である79.5%を以前として下回っています。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
青線が全体の設備稼働率で、赤線が製造業の設備稼働率です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、1番目のグラフをクリックしてください。
Industrial Production increased 0.2% in June, Capacity Utilization unchanged

需要の先行きに弱気である為、在庫積み増しの動きが見られません。

設備稼働率は、長期平均から、3%程度低い水準にあり、インフレ圧力が依然、弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めます。