長期的な原油の需給と価格の関係について (RigZone)

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RigZoneが、長期的な原油の需給と価格の関係について、分析しています。

Global Deficit Between Oil Consumption and Production Remains the Norm
http://www.rigzone.com/news/article.asp?a_id=107979

上のグラフは、BPの統計データに基づいて、1965年からの原油の需給と価格の推移を表したものです。
橙色の曲線は、世界の原油需給(=供給量-消費量)を、1965年から累積した値です。
紺色の線は、物価調整後の原油価格の年平均値の推移です。

Statistical Review of World Energy 2011
http://www.bp.com/sectionbodycopy.do?categoryId=7500&contentId=7068481

注目されるのは、ちょうど、累積の需給が供給超過から供給不足に転じた2004年に、現在の原油価格の高騰が始まっている点です。

RigZoneは、この理由について、原油需給の不均衡の存在の有無や、その不均衡が拡大または縮小のどちらに向かっているのかについて、不安感が発生し、それが現在の原油価格に反映して高騰していると分析しています。