中央で杖をついているのが、サウジアラビアのアブダッラー国王、88歳です。
アブダッラー国王は、昨秋にニューヨークで椎間板ヘルニアの手術を受けましたが、このような、衰えが目立つ写真が公開されたのは初めてで、中東及びエネルギー関係者を驚かせました。
サウジの世代交代が迫っていることは、この写真からも間違いないのですが、スルタン皇太子も80歳代前半と高齢で心臓の持病があります。
たった、一枚の写真ですが、杖一本で体を支えるアブダッラー国王の姿は、サウジが直面している苦悩と将来への不安を、何よりも物語っているようです。