2011/4 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 28.3 ↑

内閣府が発表した2011月4月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも0.6ポイント上昇して、28.3となりました。
僅かな上昇であることから、震災の影響が続いていることが分かります。

先行き判断DIは、前月よりも11.8ポイント上昇して、38.4となりました。
先行きの復興需要の拡大への期待が現れているものと見られます。

基調判断については、「景気の現状は、東日本大震災の影響により厳しい状況が続いている」として、前月とほぼ変りませんでした。

現状判断DI: 28.3(+0.6)
先行き判断DI: 38.4(+11.8)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIでは、製造業と雇用関連が30ポイント台で、その他は全て20ポイント台になりました。先月、10ポイント台だった飲食関連は、20ポイント台に回復しました。

・先行き判断DIでは、サービス関連が40ポイントで、その他は全て30ポイント台になりました。先月は、雇用関連を除いて、全て20ポイント台でした。

        指数 前月比
●現状判断DI 28.3 0.6
家計動向関連 27.1 1.8
小売関連 29.2 1.8
飲食関連 20.7 4.8
サービス関連 23.8 2.2
住宅関連 29.4 -3.5

企業動向関連 29.3 -1.3
製造業 32.0 -2.6
非製造業 26.8 -0.3
雇用関連 33.8 -3.5

●先行き判断DI 38.4 11.8
家計動向関連 38.7 12.8
小売関連 39.2 9.1
飲食関連 34.8 18.2
サービス関連 40.0 11.7
住宅関連 33.4 10.6

企業動向関連 37.3 11.1
製造業 39.2 12.5
非製造業 35.8 9.9
雇用関連 39.0 7.1

注)右端は前月比