上のグラフは、EIAのデータに基づいた
スーダンの1998年から2008年までの
原油の生産量と消費量の推移です。
JOGMECが、独立が決まった
スーダン南部の石油開発の状況について、レポートしています。
・
スーダンはアフリカ第6位の
産油国。
スーダンの
原油は米企業が発見したが、内戦や制裁等により欧米石油企業は相次いで撤退。現在生産中鉱区の主な事業者は中国、マレーシア、インドなどアジア国営石油企業。
原油(約49万バレル/日)の8割は南部で生産しており、輸出
原油はアジア向け(6割は中国)
・南部独立後も
外資企業の権益は
保全される見通しである。Totalは南部における探鉱活動を再開させる見通しである。北部は紅海付近鉱区において
天然ガスの探鉱開発を進めている。
・石油収入の配分、南北境界の一部やアビエ(Abyei)地区の帰属など未解決の問題も残るが、石油開発について南北は協調路線。
スーダン国営Sudapetは
保有権益の一部を南部国営Nilepetに譲渡するとともに人材育成・輸送インフラなどの面で南部に協力している。