2011/1 米・住宅着工件数 年率 59.6万戸

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米商務省が発表した2011年1月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比14.6%増の59.6万戸となりました。

変動の大きい集合住宅の着工件数が77.7%の大幅増となる一方で、1戸建て住宅は1.0%減となりました。


上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Housing Starts increase in January

グラフのように、住宅着工件数は、前月比で大幅増といっても、趨勢的には、底這いの状態が続いています。

住宅着工件数の低迷は、短期的には、建設需要の減少による雇用悪化という悪い面があります。
長期的には、大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。

集合住宅の市況は、一戸建て住宅よりも早く既に改善しており、今回の集合住宅の着工件数の増加はそれを裏付ける数値となっています。