S&P社が発表した米国の2010年9月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、前月比では、季節調整後で0.8%減となり、季節調整前でも、0.7%減となりました。
前月よりも下落幅が拡大しています。
季節調整前の対前年比では、0.6%の上昇となっています。
前月よりも下落幅が拡大しています。
季節調整前の対前年比では、0.6%の上昇となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
グラフを見ると、住宅価格が横這い状態から、下落に転じていることが分かります。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(季節調整後)の対前年比の推移です。
前年と同水準まで、落ちてきていることが分かります。
前年と同水準まで、落ちてきていることが分かります。
今回発表された住宅価格指数は、7月~9月の三ヶ月平均で、8月以降の住宅価格の下落が、鮮明になってきました。
10月以降の住宅価格指数の下落幅は、さらに、大きくなると予想されます。
住宅価格の下落は、住宅差し押さえ件数の増加や、バランスシート調整のための個人消費の抑制など、米国経済に負の影響を与えます。