2010/9 米・住宅着工件数 年率 61.0万戸

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米商務省が発表した2010年9月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比0.3%増の61万戸となりました。

上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Housing Starts increase in September

グラフを見て分かるように、住宅着工件数は、趨勢的には底這いの状態が続いています。

住宅着工件数の低迷は、短期的には、建設労働者の減少による雇用悪化という悪い面がありますが、長期的には、大量の中古住宅在庫を減らすための良い兆候であると言えます。

現在、米国には、150万戸~200万戸の中古住宅在庫が存在すると予想され、過剰な在庫が解消するまでには、約1年の期間が必要だと、考えられます。