今回、貿易赤字が縮小した原因は、振れ幅の大きい民間航空機の輸出が前月に比べて6割強も増え、輸出増加分の約半分を占めた為で、継続的な動きになる可能性は低いと思います。
上の最初のグラフは、1994年からの米国の貿易額の推移です。
赤い線が輸入、青い線が輸出の推移を示しています。
赤い線が輸入、青い線が輸出の推移を示しています。
グラフを見て分かるように、輸出に比べて、輸入が急角度で伸びていましたが、やや、頭打ちになっています。
二番目のグラフは、1998年からの米国の貿易赤字の推移を示しています。(注:下に行くほど赤字が拡大しています。)
青い線が全体の貿易赤字で、黒い線が原油の輸入による赤字、赤い線が原油を除いた貿易赤字です。
青い線が全体の貿易赤字で、黒い線が原油の輸入による赤字、赤い線が原油を除いた貿易赤字です。
7月は全体的に赤字が減っていますが、原油の輸入による赤字はあまり減っていないことが分かります。