世界の再生可能エネルギー設備大手の業績が悪化

世界の再生可能エネルギー設備大手の業績が悪化しています。


主な企業の2010年2Qの損益は以下のとおりです。

太陽電池
サンテックパワー(中国)・・・▲1億7500万ドル
ファーストソーラー(米国)・・・△1億5900万ドル(-12%)
Qセルズ(ドイツ)・・・△3500万ユーロ(0%)

風力発電
スズロンエナジー(インド)・・・▲91億2200万ルピー
ヴェスタス(デンマーク)・・・▲1億1900万ユーロ
GEエネルギー部門(米国)・・・△19億1000万ドル(+3%)

括弧内は前年同期比。
▲:赤字 △:黒字

業績悪化の原因は、過当競争とユーロ安による輸出採算の悪化だそうです。

元々、太陽電池風力発電などの再生可能エネルギー産業は、組み立て型のエンジニアリング産業であるため、高付加価値化が難しく、安値での受注に陥り易い傾向があります。

日本企業がこの分野で競争に生き残っていくのは、難しいかもしれません。