中国の大豆需給の長期的推移

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上のグラフは、1980年からの中国の大豆需給と輸入量の推移です。
赤い線が需要量、青い線が国内供給量、緑の棒グラフが差引きの輸入量です。

1995年までは、中国はネットでの大豆輸出国でした。
しかし、2010年までに、世界最大の大豆輸入国になっており、今年は、4000万トンの大豆を輸入する見込みです。

トウモロコシについても、同様の推移になると思われます。


・中国にとって、輸入大豆は、国産大豆よりもかなり魅力的なものです。

・大豆油の圧搾率は、輸入大豆が22%に対して、国産大豆は、17-18%に過ぎません。

・中国の2010/11年度の平均的な大豆の収量は、1エーカー当たり25.3ブッシェル(1ヘクタール当たり1.7トン)ですが、米国では、1エーカー当たり42.9ブッシェルです。

・1990年代末から、中国は、それまでの方針を変えて、大豆を米国や南米から調達し、トウモロコシを重点作物としました。