2010/7 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 49.8

内閣府が発表した2010年7月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも2.3ポイント上昇して、49.8となりました。
3ヶ月ぶりの上昇です。

先行き判断DIは、前月よりも1.7ポイント低下して、46.6となりました。

基調判断については、「景気は厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」として、先月の見通しを維持しました。

現状判断DI: 49.8(+2.3)
先行き判断DI: 46.6(-1.7)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断に関しては、雇用のDI以外の全てのDIが、前月よりも上昇しています。

・現状判断の飲食関連が大きく伸びているのは、猛暑効果だと思います。

・先行き判断に関しては、住宅のDI以外の全てのDIが、前月よりも低下しています。

・先行き判断が低下しているのは、円高の進行、米国の景気減速、エコカー減税などの景気対策の終了などの理由が考えられます。

・全体的に見ると、DIの回復は頭打ちとなっており、景気判断の分かれ目となる50を超えるのは、当面、難しい状況です。

●現状判断DI 49.8 2.3
家計動向関連 49.4 3.2
小売関連 50.2 3.4
飲食関連 45.8 5.1
サービス関連 48.0 0.9
住宅関連 45.6 2.0

企業動向関連 48.2 0.9
製造業 49.2 0.8
非製造業 47.7 1.1
雇用関連 55.5 -0.8

●先行き判断DI 46.6 -1.7
家計動向関連 46.2 -1.6
小売関連 45.0 -2.8
飲食関連 46.6 -0.1
サービス関連 48.7 -0.7
住宅関連 45.3 2.7

企業動向関連 45.9 -1.5
製造業 45.3 -2.6
非製造業 45.8 -1.2
雇用関連 51.3 -2.3

注)右端は前月比