検証システム　第３８回　長期４０年シミュレーション　１９６９年～１９７９年（訂正１）

検証システム #その他金融と投資
【最近の経過】
第３５回　ノーズダイブが形成されない状況
第３６回　ノーズダイブの有無判定とロジック確定
第３７回　長期４０年シミュレーションの前提条件

前回に決定した前提条件に基づいて、今回から複数回にわたって、長期シミュレーションを行います。

以下に、１９６９年～１９７９年における取引毎の明細データを表示します。

１．１９６９年のショートポジション

開始日：１９６９年８月１４日から２Ｑ
終了日：１９７０年５月４日

開始契機：１９６９年８月１４日における移動平均金利の逆イールド検知
終了契機：１９７０年５月４日における短期債金利の下落トレンド終了。（ノーズダイブ非検知パターン）

【１株単位】
　開始株価：９３．０７・・・逆イールド検知から２Ｑの単純平均
　終了株価：７９．３７

　株価変化率：－１４．７２％
　レバレッジ：２倍
　株価利益率：＋２９．４４％
　手数料：０．８８

　粗利：２６．５２

【総額】
　税額：５．３０
　純利益：２１．２１

　利益率：２２．７９％
　実年数：０．７５
　年利率（単利）：３０．３９％

　資金残高：１１４．２８

注）開始株価の９３．０７を初期の元本として、４０年間の投資シミュレーションの最終的な資金残高と比較します。

２．１９７０年のロングポジション

開始日：１９７０年５月４日
終了日：１９７３年７月２７日から２Ｑ

開始契機：１９７０年５月４日における短期債金利の下落トレンド終了。（ノーズダイブ非検知パターン）
終了契機：１９７３年７月２７日における移動平均金利の逆イールド検知

【１株単位】
　開始株価：７９．３７
　終了株価：１０２．４８・・・逆イールド検知から２Ｑの単純平均

　株価変化率：＋２９．１２％
　レバレッジ：１倍
　株価利益率：＋２９．１２％
　手数料：０．２１

　四半期経過回数：１３
　四半期配当：４．１３

　粗利：２７．０２

【総額】
　税額：７．７８
　純利益：３１．１３

　利益率：２７．２４％
　実年数：３．１７
　年利率（単利）：８．６０％

　資金残高：１４５．４１

３．１９７３年のショートポジション

開始日：１９７３年７月２７日から２Ｑ
終了日：１９７４年９月２７日

開始契機：１９７３年７月２７日における移動平均金利の逆イールド検知
終了契機：１９７３年９月２７日におけるノーズダイブ検知

【１株単位】
　開始株価：１０２．４８・・・逆イールド検知から２Ｑの単純平均
　終了株価：６４．９４

　株価変化率：－３６．６３％
　レバレッジ：２倍
　株価利益率：＋７３．２６％
　手数料：１．９５

　粗利：７３．１３

【総額】
　税額：２０．７５
　純利益：８３．０２

　利益率：５７．０９％
　実年数：１．１７
　年利率（単利）：４８．９３％

　資金残高：２２８．４３

４．１９７４年のロングポジション

開始日：１９７４年９月２７日
終了日：１９７９年３月１日から２Ｑ

開始契機：１９７３年９月２７日におけるノーズダイブ検知
終了契機：１９７９年３月１日における移動平均金利の逆イールド検知

【１株単位】
　開始株価：６４．９４
　終了株価：１０２．３３・・・逆イールド検知から２Ｑの単純平均

　株価変化率：＋５７．５８％
　レバレッジ：１倍
　株価利益率：＋５７．５８％
　手数料：０．２９

　四半期経過回数：１８
　四半期配当：４．６８

　粗利：４１．７７

【総額】
　税額：２９．３９
　純利益：１１７．５５

　利益率：５１．４６％
　実年数：４．４２
　年利率（単利）：１１．６５％

　資金残高：３４５．９８

５．１９７９年のショートポジション

開始日：１９７９年３月１日から２Ｑ
終了日：１９８０年６月２５日

開始契機：１９７９年３月１日における移動平均金利の逆イールド検知
終了契機：１９７９年６月２５日におけるノーズダイブ検知

【１株単位】
　開始株価：１０２．３３・・・逆イールド検知から２Ｑの単純平均
　終了株価：１１６．７２

　株価変化率：＋１４．０６％
　レバレッジ：２倍
　株価利益率：－２８．１２％
　手数料：１．９４

　粗利：－３０．７２

【総額】
　税額：０・・・赤字のため
　純利益：０

　利益率：－３０．０２％
　実年数：１．３３
　年利率（単利）：－２２．５２％

　資金残高：２４２．１０

　次回取引への繰越損失：１０３．８８

◆◆◆

長いので、今回のシミュレーションは、１９６９年～１９７９年の１０年間のみ開示しました。
続きは、次回以降に開示します。

今回、開示した中では、１番目～４番目の取引で資産残高を増やしましたが、５番目の１９７９年のショートポジションの取引が赤字でした。
この時期は、商品の強気相場のピークに近いために、株価が想定通りの動きをしなかったのだと思います。