アブダビに世界最大の太陽熱発電所

これまで、太陽熱発電の大規模プロジェクトの多くは、欧州諸国がサハラ砂漠等、北アフリカに建設を計画しているもので、現地で発電した電力を、欧州に送電(輸入)することが主な目的でした。

今回の中東のアブダビの太陽熱発電計画は、自国内で電力を消費するのが目的だと推測されます。

アブダビを始めとする中東諸国では、人口の増加に伴い、原油天然ガスの国内消費が増加し、輸出に回せる割合が低下してきました。

これらの国では、原油天然ガスを輸出して、外貨を獲得して、食糧を輸入する必要があるので、原子力や太陽熱発電など、代替エネルギーの開発に現在、真剣に取り組んでいます。