シェールガスの広がり

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米国では、シェールガスなどの非在来型天然ガスの生産が拡大して、天然ガスの需給見通しが一変しました。
上のグラフは、EIAが2010年に発表した最新の米国の天然ガスの需給見通しです。
上のように、EIAの見通しでは、2008年末で13%程度あった輸入量は、2035年でも消費量の6%程に縮まるとしています。

JOGMEC調査部の伊原氏が、最近、注目を集めているシェールガスの動向について、レポートにまとめられています。(グラフはこのレポートの中のものです。)
技術的な解説から、各国の最新の動向まで、分かり易く網羅的に説明されています。


レポートの最後で、伊原氏は以下のようにまとめています。

シェールガスは、米国発の新たな巨大天然ガス資源として注目を浴びている。具体的な動きは、次の5点にまとめられると考える。

1.米国産ガス生産は堅調増。
2.中堅企業中心にシェールガスの確認・開発へ。
3.大手石油会社も続々参入。
4.世界に波及するシェールガス探し。
5.技術優位のシェールガス(非在来型天然ガス)開発は採ガスコストをさらに押し下げ。
6.日本へのインプリケーションとしては、ガス価が安くなる可能性があるいい方向性。