荒廃する穀倉地帯、ナイルデルタに海水侵入

ナイル川流域のエジプト、スーダンエチオピアでは、人口の増加から、穀物と水の需要が増えたために、ナイル川からの取水量を増やしています。

その結果、ナイル川が地中海に達する時点では、殆ど水が残っていない状態が慢性化しています。
上のニュースでは、海水の浸入が取り上げられていますが、おそらく、その背景には、ナイル川の流量低下があると推測されます。

これらの国が食糧輸入を本格化させた場合、穀物の国際価格が高騰することは間違い無いと思います。

上の三ヶ国の人口見通し(現在→2050年 伸び率)
エジプト 7500万人→1億2100万人 61.3%
スーダン 3900万人→7300万人 87.2%
エチオピア 8300万人→1億8300万人 120.5%
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三ヶ国合計 1億9700万人→3億7700万人 91.4%