・黄河水利委員会の李国英主任は「1980年から 2000年の黄河の流量は1956年から1979年に比べ18パーセント減少した。2020年には15億立方メートル減り、2030年には約20億立方メートル減少するだろう。水資源のニーズは多く、消費量はすでに黄河の供給能力を上回っている。また水の利用効率が悪く、水資源の浪費や汚染情勢も深刻だ」と話す。
・李国英主任は「西部大開発で黄河流域の石炭や電力、石油などのエネルギーや重化学工業の工業用水の需要が大幅に増え、水資源の供給と需要の矛盾が日増しに大きくなっている。それに上流の黄土高原は、世界でも水土流出面積が最大で深刻な地域であることから、黄河流域の領土の保持は挑戦に面している」と指摘。
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