検証システム 第7回 逆イールドのデータを抽出する

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今回は、前回、作成したイールドスプレッドを求めるクエリから、逆イールドのデータを抽出するクエリを作成します。


図1 クエリの新規作成

クエリのオブジェクトから新規作成を選択して、デザインビューを開きます。

図2 クエリの選択

メニューの中からイールドカーブのクエリを選択すると、画面上方の領域にオブジェクトが追加されます。

図3 項目の選択とイールドスプレッドの条件設定

画面上方のクエリの中から、全項目(*をドラッグ)とイールドスプレッドをドラッグして、下の領域にドロップします。

ドロップしたイールドスプレッドは条件設定用なので、表示のチェックを外してから、抽出条件欄に以下のように入力します。
<0
これで、イールドスプレッドがマイナスの逆イールドデータのみが抽出されます。

図4 クエリの保存

このクエリを閉じて保存します。
名称を「逆イールド抽出クエリ」にします。

図5 クエリを開いて確認

保存した「逆イールド抽出クエリ」を開くと、逆イールドのデータが確認できます。
1982年2月1日から2007年8月27日の491件です。
元々のイールドカーブのデータが1982年1月4日から2009年11月12日の6967件でしたから、逆イールドの出現確率は、7%ということになります。

次回は、逆イールドのデータを分析してみます。