2009年11月 米・住宅着工件数 57.4万戸

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米国経済の重要な先行指標である米国の住宅着工件数が発表されました。

11月の米・住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比8.9%増の57.4万戸となりました。
全体の8割を占める一戸建て住宅は、前月比2.1%増の48.2万戸で、振れの大きい集合住宅は前月比67.3%増の同9.2万戸となりました。


上のグラフは、住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、グラフをクリックしてください。
Housing Starts in November: Moving Sideways

グラフを見て分かるように、一戸建て住宅の着工件数は一月に底を打っていますが、趨勢的には、底這い状態が続いています。

これは、中古住宅の在庫の増加によって、新築住宅に対する需要が伸びないことが原因です。
今後も、しばらくの間は、住宅の着工件数の水準は、現在の低い水準で維持され、大きくリバウンドすることは無いと思われます。

また、住宅投資の低迷により、来年の米国の経済成長率は、低い状態が続くと予想されます。