重要な経済指標である米国の新築住宅販売戸数が発表されました。
在庫は27年ぶりの水準に減少しました。(9月の販売ペースでは7.5カ月分に相当)
上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
グラフを見て分かるように、米国の新築住宅販売は、既に底を打ちましたが、中古住宅の在庫が大きく積み上がっているために、新築の住宅の販売が大きく伸びることは、当面無いと思います。
さらに、今後、住宅差し押さえの増加や、米政府の住宅購入支援策の縮小などによって、中古住宅の在庫がさらに大きく積み上がることが考えられるので、半年程度は、新築住宅販売の横這いか減少傾向が続くと思います。
米国経済の成長のエンジンである住宅投資は、しばらく、期待できないと思います。