今から、約3年前のブルームバーグのニュース(Caroline Baumの署名入り記事)です。
Arturo Estrella とMary R. Trubinが、逆イールドの出現による米国の景気後退入りを警告しています。
Arturo Estrella とMary R. Trubinが、逆イールドの出現による米国の景気後退入りを警告しています。
・ニューヨーク連銀のエコノミストであるArturo Estrella とMary R. Trubinが、「現在の逆イールドの継続は、来年後半に、米国が景気後退に陥ることを示唆している。」という内容のレポートを公開しました。
・1968年からの6回の景気後退の全てにおいて、平均で12ヶ月前に、逆イールドが出現しています。
・しかし、多くの人は、イールドカーブによる予測は、非科学的な経済学だと考えています。
・また、ある人々は、「現在のような低金利の環境では、逆イールドは景気後退を示唆しない。」と述べています。
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結局、Estrella が指摘したように、2007年の後半(NBERの公式判定では、2007年12月)に、米国は景気後退に陥りました。
すなわち、1968年からの7回の景気後退の全てにおいて、平均で12ヶ月前に、逆イールドが出現したという訳です。
将来、逆イールドが出現するときにも、おそらく、ニュースとして殆ど取り上げられないか、「非科学的だ。」とか、「今回は、違う。」といった非難が浴びせられると思います。
そのような、ノイズに惑わされずに、冷静な判断を下したいと思います。
すなわち、1968年からの7回の景気後退の全てにおいて、平均で12ヶ月前に、逆イールドが出現したという訳です。
将来、逆イールドが出現するときにも、おそらく、ニュースとして殆ど取り上げられないか、「非科学的だ。」とか、「今回は、違う。」といった非難が浴びせられると思います。
そのような、ノイズに惑わされずに、冷静な判断を下したいと思います。
今、John Silvia の発言を読むと、ワコビアがサブ・プライムローンの損失で実質的に破綻したのも、納得できます。