2009年5月の米国の中古住宅販売が発表されました。
中古住宅販売戸数は前月比2.4%増加し年率477万戸となりました。2カ月連続で増加したものの、市場予想の481万戸を下回りました。
中古住宅販売は、下落傾向の中で、一旦、停滞しているように、見えます。
二番目のグラフは、中古住宅在庫の推移です。
上のリンクの3番目のグラフです。
上のリンクの3番目のグラフです。
中古住宅在庫は前月比3.5%減の380万戸。現在の販売ペースでは9.6カ月分と、前月の10.1カ月分から縮小しました。
これも、全体的な減少傾向の中で、停滞しています。
中古住宅の在庫が減少することは、新築住宅の販売が増加することにつながるために、米国の景気には、良い兆候です。
ただし、住宅ローンの支払い不能を契機とした、銀行による住宅の差し押さえは、現在も増加しているために、今後、中古住宅の在庫が増える可能性もあります。
ただし、住宅ローンの支払い不能を契機とした、銀行による住宅の差し押さえは、現在も増加しているために、今後、中古住宅の在庫が増える可能性もあります。
次の数ヶ月で、中古住宅の在庫がどう推移するかが、鍵だと思います。
今夜、発表される新築住宅販売も注目されます。