米10年国債と30年モーゲージ債の利回りの相関関係

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上のグラフは、米10年国債の利回りを横軸に、30年モーゲージ債の利回りを縦軸にして、1971年から実データをプロットした散布図です。

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、最初のグラフをクリックしてください。
Mortgage Rates, Moving Higher

グラフから判るように、米10年国債と30年モーゲージ債の金利の関係は、完全では無いものの、強い相関性があります。 R2=0.97

昨日の米国債市場では、長期債が売られて、10年国債の利回りは、3.72%まで上昇しました。

30年モーゲージ債の利回りは、まだ、5.08%に留まっていますが、上記の相関関係を考えると、いずれ、大きく上昇すると予想されます。

モーゲージ債の利回りの上昇は、住宅ローン金利の上昇につながるために、住宅市場の回復の遅れから、米国の景気回復の遅れが懸念されます。