2009年3月 米国債残高(保有国別)

2009年3月 米国債残高(保有国別)

中国 767.9 (+56.5%)
日本 686.7 (+14.9%)
カリブ諸島 213.6 (+96.5%)
OPEC 192.0 (+27.4%)
ロシア 138.4 (+226.4%)
その他 1266.6 (+13.5%)
合計 3265.2 (+30.3%)
M2 8316.7
M2占有率 39.2%

単位:10億ドル
括弧内は前年同期比

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上位五ヶ国で全体の61.2%を占めており、最近の傾向として、米国債保有上位国への集中が目立っています。
特に、中国は、全体のほぼ4分の1を占めて、米国に対する発言力が日増しに強まっていることを感じさせます。
(この一ヶ月間でも、中国は、米国債を230億ドル(約2.3兆円)買い増しています。)
また、この一年でのロシアの急増ぶりも注目されます。
さらに、M2に対する外国保有分の米国債の残高の比率が、4割に接近しているのも、気掛かりな状況です。
例えば、米国と外交関係が悪化した国が、外貨準備などで保有している米国債を一気に売却した場合、米国経済が受ける影響が大きくなっています。