農業国であるタンザニアが貧困に苦しんでいる理由

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アフリカの農業国であるタンザニアが貧困に苦しんでいる理由をリポートしているニュースです。


タンザニアは、国民の8割が農業に従事しています。

中南米では、食料価格の高騰によって、農村は豊かになっていますが、この国の国民は貧しいままです。

それは、道路や貯蔵設備などのインフラや、食品加工の産業が育っていないからです。

代表的な作物は、キャッサバですが、この作物は、収穫後、一週間で傷んでしまうので、安い値段でしか売れません。

試算によると収穫量の4割から8割が廃棄されてしまいます。

冷蔵や缶詰加工などの食品加工が行われれば、これらは防げますが、インフラがありません。

タンザニアの代表的な輸出作物であるコーヒーやカシューナッツも、インフラが無いために、未加工の豆をインドや中国、ベトナムに輸出して、そこで、加工されます。
これらの国が付加価値を付けて高く売るために、タンザニアの未加工の豆は、価格がとても安いままです。