キャッサバ


FARM-Africa Cassava project
アフリカ諸国へのキャッサバ栽培の普及を目指しているプロジェクトの動画です。


キャッサバは、中南米原産の芋で、世界中の熱帯で栽培されています。タピオカの原料としても知られています。

栽培はとても簡単で、茎を地中に挿すだけで発根し、そのまま生育します。

また、作付面積あたりのカロリー生産量はあらゆるイモ類、穀類より多くデンプン質の生産効率が高いのが特徴です。しかし、食用とするためには毒抜き処理が必要なことや、毒抜きのために皮や芯を除去した芋はその場で加工しなければ腐ってしまうなど、利用の制約が大きいことから、食用としての普及が制約されています。

食用以外には、葉を発酵させて毒抜きし飼料として利用したり、アルコール発酵によりバイオ燃料を製造するなどの用途が注目を浴びています。
悪環境下(乾燥地、酸性土壌、貧栄養土壌)でも生育可能で、これまで農地とされなかった場所での栽培ができ、「食糧問題」や「エネルギー問題」の解決に期待されています。

キャッサバの主要生産国は、ナイジェリア、ブラジル、タイです。
全世界の生産量は、イモ類の中で、ジャガイモに次いで二位で、サツマイモを上回っています。