●1989年~1994年・・・不動産と株式のバブル崩壊
●2000年~2002年・・・ITバブル崩壊
●2006年~2009年・・・リーマンショック
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上のグラフは、米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時点を景気のピークとし、街角景気の一致指数(※1)の12ヶ月移動平均が底入れして反転した時点を景気の底として景気循環を考えた場合の、日本の景気後退期における日経平均の名目値と景気指標との関連を表したものです。
※1・・・2000年以前は、街角景気の代わりに、鉱工業生産指数の接続指数が反転した時点を景気の底と見なしています。
上のように、1978年から現在まで、4回の景気後退期(※2)があり、そのうち、3回で日経平均が下落しています。
唯一、1978年~1983年の景気後退では、株価が上昇してますが、これは、第二次オイルショック後の激しいインフレで、相対的にインフレに強いとされている株式が選好されたことが原因と考えられます。
このように、インフレ率が高い時期(一般的に4%以上)は、景気循環以外の要因を反映して、株価が推移することが多く見られます。