2013/1 世界のコーン需給 13.4% 在庫率 ▼

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2013年1月)によると、期末在庫率は、前月から0.2%減の13.4%となりました。


生産量:852.30(-3.5%)
消費量:868.11(-1.3%)
需給バランス:▲15.81
期末在庫量:115.99(-12.0%)
期末在庫率:13.4%(-1.6ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
消費量は、米国で飼料用需要を上方修正。

【需給】
生産量は、中国で天候に恵まれ史上最高を更新し、南米でも降雨に恵まれ高単収となるも、米国、EUで高温乾燥による減産から、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国で増加も米国で減少し、世界全体では前年度を下回る見込み。米国では、消費量の上方修正等により期末在庫率は5.3%と、前月予測(5.8%)より下方修正。

【価格】
6月以降、米国コーンベルトでの受粉期を通じた高温乾燥による作柄への影響から値を上げ、7月に8.25ドル/buと最高値を更新し、8月21日には8.31ドル/buと過去最高値を記録した。9月以降、南米の降雨過多による作付け遅れがあるものの、収穫の進展や、輸出需要の不振等から値を下げた。11月以降、アルゼンチンの降雨過多による作付け遅れがあるものの、米国の輸出不振から7ドル/bu前半から半ばで推移。その後、南米の天候回復や引き続く輸出不振から、12月後半以降7ドル/buを割り込み、現在6ドル/bu後半で推移。