米・商務省が発表した2012年6月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比6.9%増の76万戸となりました。
一方、今後の住宅建設動向の先行指標となる住宅着工許可件数は、前月比3.7%減の年率75.5万戸となりました。
内訳では、1戸建て住宅の着工件数が4.7%増、振れ幅の大きい集合住宅は12.8%増となりました。
1戸建て住宅の着工は、堅調に推移しています。
1戸建て住宅の着工は、堅調に推移しています。
上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、青い線が一戸建ての件数、赤い線が全体の件数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Housing Starts increased to 760 thousand in June, Highest since October 2008
Housing Starts increased to 760 thousand in June, Highest since October 2008
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グラフを見て分かるように、米国の住宅需要の底は既に脱しており、今後も緩やかな改善が続くと見られます。