2012/6 米・設備稼働率 78.9% ↑

ＦＲＢが発表した米国の２０１２年６月の鉱工業生産指数は、前月比０．４％上昇しました。

また、鉱工業設備稼働率は、７８．９％となり、前月改定値から微増となりました。

6月の米鉱工業生産指数は＋0.4％、製造部門が上昇に転じる

上の図は、１９６７年からの米国の設備稼働率の推移です。
青線が全体の設備稼働率で、赤線が製造業の設備稼働率です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production increased 0.4% in June, Capacity Utilization increased

設備稼働率は、長期平均※を１％程度下回っており、低成長で経済の緩みが残っていることが分かります。

※１９７２年から２０１０年の長期平均：８０．０％

通常、ＦＲＢは、設備稼働率が長期平均に達すると、インフレ警戒を強めます。