2012/6 世界の大豆需給 在庫率 22.1% ↑

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2012年6月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.2%増の22.1%となりました。


供給量:271.03(+14.7%)
消費量:264.95(+4.5%)
需給バランス:△6.08
在庫量:58.54(+9.7%)
在庫率:22.1%(+1.0ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
なし

【需給】
生産量は、米国で収穫面積は減少するものの単収増による増産、ブラジル、アルゼンチンでも史上最高の収穫面積による増産から、世界全体では前年度より増加し、消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇する見込み。一方、中国の消費量及び輸入需要量の増加により、米国の期末在庫率は4.3%と、前年度(5.6%)を下回り歴史的低水準。

【価格】
2012年1月以降も引き続き、南米産の減産見通しや米国作付意向面積の伸び悩み、中国等の輸入需要から値を上げ一時15ドル/buまで達したが、5月中旬以降、米国で平年を上回るペースで作付けが進展し、その後の初期生育も天候に恵まれたことから、現在は13ドル/bu半ばで推移。